森絵都著『永遠の出口』を読みました。ひとりの少女が小学3年生から高校3年生に成長する間に起こったいくつかの出来事を連作短編小説の形にした一冊。

著者は僕より4歳年下だけど、こんな歳になっても子供だった頃の気分を実にみずみずしく描けることにまずは驚嘆です。しかも、読んでいると、「そうだよなぁ……子供の頃ってこんなこと考えてたよなぁ……」とか思い出しちゃえるところがまた凄い。なんか掘り起こされるっていうか、妙に納得させられるっていうか(笑)。そういった意味では、この本を読むことは、長い間忘れていた大切なものをふと再発見させてくれるような体験でもあったりします。

今日は新入社員のみなさんと一緒にご飯を食べました。僕より20歳近く若い新入社員。いずれは彼らがセガを支えていってくれるのだと思うと、彼らの社会人としての順調な成長を願うばかりです。で、そのために僕にできることがあるなら、何でもやりたいと思います。時に厳しく、時に優しく、ね(笑)。

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