はんぎょじんじゃなくてはんぎょくさん

「はんぎょくさん？」と、見識の狭さを露呈してしまった私ですが、「半玉さん」とは関東における「舞妓さん」にあたる存在のことを言うらしい。つまり、一人前の芸者さんになる前の見習いが半玉さんなのだそうだ。

今まで何故知らなかったのか自分でもよくわからないが(苦笑)、42年にわたる人生において「半玉さん」という言葉を見ることも聞くことも(たまたま？)なかったため、仕方がない。もちろん、京都の「舞妓さん」は知ってんだけどさ……。

そんな「半玉さん」がいる料亭が今夜の会食場所でした。もちろん初体験。素敵なおもてなしに感謝感激なのですが、食事をする際に横に「半玉さん」が座っているのは非常なプレッシャーで、ガチガチに固まって、肩が凝ってしまいました(苦笑)。まさに"豚に真珠"ですね。申し訳ない限りです。

さて、映画『ブラック・ダリア』の原作にあたるジェイムズ エルロイの小説本を店頭でいくらさがしても見つからず、ネット書店でも品切れている話をちょっと前に書いたのですが、今日の昼休みに同じようにこの本を探している部内スタッフと「高値のついた中古を買いたくもないし困ったねぇ……」と話していたところ。

夕方、広井王子さんとの打ち合わせにレッド社を訪れた際、早く着きすぎたので時間つぶしに入った本屋さんでついにこの原作本を発見したのです！　しかも2冊!!　「オー、マイ、ガー」の超ビックリ!!!

目の前の幻が消えてしまうのではないかと怖れおののきながら、震える手でその2冊をつかみ、レジへ。店員さんに「この2冊、同じ本ですよ」と言われながら、スタッフの分と僕のジェイムズ エルロイ著『ブラック・ダリア』(文春文庫)をゲットしたのでした。やったーッ！