いわゆるセガっぽさ
2007年2月21日伊坂幸太郎著『ラッシュライフ』を読了。複数の主人公の身に、それぞれ起こる事件を順にスポットを当てながら描いていき、やがてそれらは思わぬところでつながっていくという……いわゆる群像劇を見せる物語。映画でいえば『マグノリア』的な展開です。
本作は、バラバラにした物語を、さらに時間軸をずらして配置するので、途中までは違和感を感じながら読むことになりますが、だんだんとそれらの整合性がわかってくると「なるほどなー」と納得してしまう"構造的面白さ"を持つ作品です。
では、技巧だけで、その個別の主人公の物語はつまんないかというとそんなことはなく、どの人物の物語もしっかりと雰囲気があるし、なかなかユニークな展開をするので、そういった意味では、「基本の物語の面白さ×構造的な面白さ」といった贅沢な仕上がりだと言えるでしょう。
伊坂幸太郎氏の本を読んだのは初めてですが、なかなか面白い才能の持ち主ですね。とっても理系っぽいです(笑)。
さて、明日はPS2『デストロイ オール ヒューマンズ!』の発売日!! このゲームを実際に発売までこぎつけるとは、まったくもってプロジェクト担当者に敬意を表するしかありません。オリジナル版(英語版)と日本版はなんか(主旨が?)違うような気がしますが(笑)、少なくとも日本版はパロディ精神を理解できる人には忘れられない作品になるんじゃないかな? ある意味、昔のセガっぽさが感じられる作品です。
本作は、バラバラにした物語を、さらに時間軸をずらして配置するので、途中までは違和感を感じながら読むことになりますが、だんだんとそれらの整合性がわかってくると「なるほどなー」と納得してしまう"構造的面白さ"を持つ作品です。
では、技巧だけで、その個別の主人公の物語はつまんないかというとそんなことはなく、どの人物の物語もしっかりと雰囲気があるし、なかなかユニークな展開をするので、そういった意味では、「基本の物語の面白さ×構造的な面白さ」といった贅沢な仕上がりだと言えるでしょう。
伊坂幸太郎氏の本を読んだのは初めてですが、なかなか面白い才能の持ち主ですね。とっても理系っぽいです(笑)。
さて、明日はPS2『デストロイ オール ヒューマンズ!』の発売日!! このゲームを実際に発売までこぎつけるとは、まったくもってプロジェクト担当者に敬意を表するしかありません。オリジナル版(英語版)と日本版はなんか(主旨が?)違うような気がしますが(笑)、少なくとも日本版はパロディ精神を理解できる人には忘れられない作品になるんじゃないかな? ある意味、昔のセガっぽさが感じられる作品です。
コメント