時事ネタ?

2007年3月7日
「とり・みき」という漫画家のファンである。ファン歴は相当長い。1979年に当時愛読誌だった『週刊少年チャンピオン』で「新人マンガ賞」応募作『ぼくの宇宙人』が掲載されたときからのファンだから、とりあえず「とり・みき」の漫画が世に出た初日から好きになった漫画家さんということになる。

なぜデビュー作から好きになったのかとゆーと。実は当時、僕は漫画を描いていて、同じく『少年チャンピオン』の「新人マンガ賞」に応募していたのである!(爆)

同じギャグマンガで、腕の差は歴然としていたものの(←腕が勝っていれば、僕は今、漫画家をやってるはずだ・笑)、ギャグの方向性や絵のタッチが割と似ていたので(←後から思うに、影響を受けた漫画家が似ていたのだと思う…)、すっかり親近感を覚えて好きになったわけ。実際に面白かったし。

そんな「とり・みき」の新刊が出た。『時事ネタ』という本で、そのタイトルどおり、1996年〜2007年に起きた事件を"お題"にして2ページのギャグマンガを描くという内容である。この作家が好きな人にはどの話も結構クスクス笑えるのだが、この本で初めて「とり・みき」作品に触れる人には「???」と意味不明に感じる作品もあると思う。

でも、今回は全体的に「誰にでもわかりそう」なお話が多いので、「あー、こんな事件あったよなー」と懐かしく10年を振り返りついでに読めば「とり・みき」ファンじゃなくても面白い本なんじゃないだろーか!? いい意味で「とり・みき」の個性が活かされている気がする。

……と思って、試しにウチの奥さん(←とり・みきを知らない)に読んでもらったら、面白がってた。さっき見たAmazonでは売れ行き5270位だけど、もっと売れんじゃない!? 宣伝しよう、文藝春秋さん!!

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