テレビの怪しいディレクター!?
2007年6月23日ヤングガンガンコミックス『ムカンノテイオー』(玉置一平著)の1・2巻をイッキ読み。このマンガの芯にあるのは「テレビ業界の真実」。
踏み込めばもっと超シリアスなマンガになりそうなところを、『ヤングガンガン』という掲載雑誌を考慮してか、元暴走族の主人公が新人ADとしてテレビ業界に関わっていくという設定でシリアスになりすぎないようにバランスを保っている。
読者想定が"青年"という年齢軸なので、基本的に読者は主人公に共感し、主人公目線でテレビ業界の(一般人から見れば)摩訶不思議な「常識」「非常識」を目の当たりにすることになる。「えー、テレビの裏側ってこうだったの!?」ってな具合に。
1巻は主人公のイントロデュースなのでさほどシリアスなところまでいかないのだが、1巻終わりから2巻にかけての主人公の友人が殺される事件を描くエピソードでは「ジャーナリストとは!?」というテーマに踏み込んで読み応えあり。2巻まで読んで初めてこの『ムカンノテイオー』の本質やテーマを知ることになります。
1・2巻同時発売、さもありなん。3巻以降では、果たしてどんな事件が描かれるのか? このマンガ自体が「無冠の帝王」となってジャーナリズムのあるべき姿を垣間見せてくれることに期待します。
みなさんも機会があれば、ぜひ読んでください!
踏み込めばもっと超シリアスなマンガになりそうなところを、『ヤングガンガン』という掲載雑誌を考慮してか、元暴走族の主人公が新人ADとしてテレビ業界に関わっていくという設定でシリアスになりすぎないようにバランスを保っている。
読者想定が"青年"という年齢軸なので、基本的に読者は主人公に共感し、主人公目線でテレビ業界の(一般人から見れば)摩訶不思議な「常識」「非常識」を目の当たりにすることになる。「えー、テレビの裏側ってこうだったの!?」ってな具合に。
1巻は主人公のイントロデュースなのでさほどシリアスなところまでいかないのだが、1巻終わりから2巻にかけての主人公の友人が殺される事件を描くエピソードでは「ジャーナリストとは!?」というテーマに踏み込んで読み応えあり。2巻まで読んで初めてこの『ムカンノテイオー』の本質やテーマを知ることになります。
1・2巻同時発売、さもありなん。3巻以降では、果たしてどんな事件が描かれるのか? このマンガ自体が「無冠の帝王」となってジャーナリズムのあるべき姿を垣間見せてくれることに期待します。
みなさんも機会があれば、ぜひ読んでください!
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