ブラッド・バード監督の新作『レミーのおいしいレストラン』を観ました!!

「ネズミがレストランのシェフになる」なんて映画は、そもそもテーマとして成り立つや否や(←ネズミがレストランにいるなんて、最初から拒否反応を示す人も多数)、それを単なるチャイルディッシュな映画にしないためにどのような脚本を用意するか、などなど最初から困難を極める作品。

そんな"難しいテーマ"に敢えて取り組んだのかどうかは知らないが、なんとかそのへんの難しさを乗り越えてハッピーな作品作りに成功していたことに拍手しました。キャラクター作りも脚本も演出も、細かなところまで良く出来ています。楽しいジェットコースターに乗っているような2時間でした。

それでもやっぱり、ネズミがわんさかと厨房にいる様子はちょっとギョッとします。昔、『ウイラード』(1971年作品)という、ネズミが人を襲う動物パニックものの映画を見ておののいていた子供の頃の自分をふと思い出したりして(苦笑)。ネズミと人の友情というと、すぐに『ウイラード』が頭をよぎるってのはどうにかなんないものでしょうか……。

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