36年前の衝撃

2007年7月13日
あまりの懐かしさに買ってしまった初代『仮面ライダー』のDVDを見た。大人になってから見るのは初めて(LDもビデオも持ってなかった)。

1971年4月の第1話放送をリアルタイムで見ることができたのは、新聞のテレビ欄を見ていた父が「怪奇蜘蛛男」というタイトルにひかかったから。「なんか面白そうだぞ」と19時半に一緒にテレビをつけた。今になって思い返すと、この事例にもれず、うちの父はテレビで怪談モノとかをやってると結構僕に見せていたのかもしれない。

さて、『仮面ライダー』第1話。怪奇モノでありヒーローモノであるその作りは、当時の子供にとって恐るべきインパクトを与えた。もう、第1話が終わった時点で夢中である。「次回は、恐怖蝙蝠男だって!!」(この、タイトルが難しく、かつ恐ろしげな漢字表現だったのも印象的だった。)

さて、そんな思い出深い『仮面ライダー』との久々の対面なのであるが、今見るとちゃちいながら、実験的なカメラアングルや(上下逆になっちゃうのはやりすぎだろ…笑)、さまざまな撮影の工夫から作り手の一生懸命さが伝わってくる。それに、怪人の造形がまた、素晴らしいではないか。

なんか、やっぱ歴史を作る作品ってのはものすごいパワーを秘めているのだなぁ〜と改めて感動。

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