幻の映画を探す旅

2007年7月29日
ようやく身体も回復基調。今日も、選挙+食事に出かけた以外は、基本的に家でおとなしく過ごしました。明日から1泊2日の出張準備をしたのと、棚を1個組み立てたのと、あとは長女と遊んでたくらいで……(笑)。

昨夜寝る前に、『マスターズ・オブ・ホラー』シリーズから1作、ジョン・カーペンター監督作『世界の終わり』を見た。最初に映画祭で上映された際に館内で暴動が起こって死者が出たということで封印されてしまった幻のフィルムを探す物語。

60分の作品とは思えない充実度で、とてもまっとうにホラー映画してるし、きっちりと破綻せずに完結するのが素晴らしい。"ホラー映画"である以上、このテの映画が苦手な人には目を覆いたくなるような場面もあるのだが、基本的な構成やバランスがとても良い作品だなーと思った。

幻の映画を探すというコンセプト自体も素敵だ。映画ファンって、そういった想いを抱いたことが少なからずあると思う。今のように、たいがいどんな映画でもビデオかDVDで見つかる時代になる前、雑誌で読んだり噂で聞いて興味を持った映画が上映される機会を必死で探したり、どこかでその映画が上映されると聞くと、地方都市にだって出かけちゃった自分を思いだした。

そんな映画好きの気持ちを汲んだ、"映画好きが映画好きのために撮った作品"だと感じた。とはいっても、あくまでホラーなんだけどね。

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