鏡の中の他人と私

2007年8月2日
ときたま会社の(他部署の)若手社員と話すチャンスがある。それはミーティングの場だったり、食事の場だったりするのだが、現場仕事を一生懸命やってる若手と話をすると、とても勉強になる。

彼らは現場担当として仕事をする中で、いろいろと困った出来事に直面し、それを何とか良い方向にクリアしようとしている。その"困った出来事"について聞いていると、単純に本人の仕事の進め方に問題があったり、環境に問題があったり、上司のマネジメントに問題があったり、さらに上のレベルで問題があったり、いろんなパターンが推測される。

本人の問題や環境の問題には即アドバイスができるが、マネジメントの問題となると、それを語っているのが現場担当者=本人である故に、その上司や先輩が何をどう考え、どういった指導をしているか僕には把握できていないので、そこをとやかく言うのはナンセンスだ。

ただ、自分を省みても思うのだが、現場担当者が仕事がうまく進められずに悩んでいたり、上司や先輩の発言や行動に「?」と思うときには、その上司や先輩には何かできることがあるはずなのだ。現場担当者が「なるほど」と納得して仕事ができるようにするとか、悩みを解決してもっと先に進めるようアドバイスするとか、いろんなことができるはず。

と、そういった視点で世界を見ると、ぐるっと回って自分自身が改めるべきことや注意すべきことが見えてくる。僕は自分の部署のスタッフからもなるべく率直な意見が聞けるよう、"上司と部下"みたいな壁を極力作らないよう心がけているが、それでもやっぱり上司に直接いろんな意見や不満をぶつけるのは遠慮することもあるだろう(笑)。

だから、なるべく他部署の現場担当者の率直な意見を聞いて、そこから自分の反省すべきところを発見し、正していきたいと思っていたりする。

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