『マスターズ・オブ・ホラー』から、また1作。トビー・フーパー監督作品『ダンス・オブ・ザ・デッド』を見ました。

トビー・フーパー監督といえば、空前絶後の大傑作『悪魔のいけにえ』(原題:The Texas Chain Saw Massacre)を撮った人物ですが、こんな凄い映画を最初に撮っちゃったため、その後の作品がこれを超える評価を得られないというちょっと気の毒な映画監督です。ま、実際に"超えられない"わけなんですが(苦笑)。

で、『ダンス・オブ・ザ・デッド』。文字通り、死体が踊ります。『死霊の盆踊り』(エド・ウッド)ではありませんが、踊ります……(笑)。第三次世界大戦で米国内では900万人を超える死者が出て、そんな世界で生き残った人々が興じるのは、死者を薬で蘇らせてステージで躍らせることだった……みたいな。

ロバート・イングランドが怪しいMC役で出ているのが『エルム街の悪夢』のフレディファンとして非常に嬉しいのだけど、ちょっと全体的にストーリー展開は苦しい。もうちょっと話の展開の段取りを良くできるんじゃないだろうか。あと、映像の処理は面白いのだが、それがさほど意味をなしていないのも困る。どうなんだろう、この作品の評価って……うーむ。

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