いよいよ「東京ゲームショウ2007」の開幕です! 今年はビジネスデーが1日増えて木曜日スタート。どんな風に変わるのやら……。

と思って会場に着いたら、何と今日はお客さんが少ない!! 例年、「なんで商談をするためのビジネスデイがこんなに激しく混んでるの!?」って言ってたんだけど、今日はまさに「ビジネスデー」と言うにふさわしい、ちょうどいい感じの客数だったのではないだろうか? 実に落ち着いていて、閑散ともせず、良きバランスだなぁと。

いや、実は今日が木曜日で新作ゲームの発売日で、そのうえ新型PSPの発売日も重なったもんだから、お店の方がゲームショウに朝から来ることはかなり困難だったという事情もあったみたいだけど……。

今回のゲームショウ、新ハードが出るでもなく、隠し球の超大型タイトルが発表されるでもなく、ニュース的には朝一番のソニー・コンピュータエンタテインメント・平井一夫社長による基調講演で「PS3の販売戦略に関して何か発表があるのでは!?」というのが一番の注目と複数のマスコミ関係者から聞いていた。のだけど、期待していたような発表はなかったらしい。

そんなニュース的要素がないショウだとはいえ、会場を見わたせば、非常にバラエティ豊かに多数のゲームがプレイアブル展示されていて、「新作ゲームを試遊する場」としてはたいしたものである。次世代機といわれたゲーム機も、ようやく普通にゲーム開発ができるようになってきたのだなぁ……と感無量だったり(笑)。

そんなわけで、僕が今回のゲームショウに抱いたイメージは「豪華になったCSG」。「ゲーム好きな人が新作ゲームをいち早く体験したくて来る場所」としては、ちゃんと成り立ってるんじゃないかなってこと。

ちなみに「CSG」とは1990年代前半に「Consumer Softwear Group」(ゲーム会社有志の集まり)が主催していたイベント。メーカーごとに派手な趣向を凝らすのではなく、決まったフォーマットの中で各メーカーが新作タイトルを出展し、ユーザーが試遊できたイベントだ。僕も毎回行ってたんだけどね(笑)。決して大きな「情報発信の場」ではなかったけど、ゲームファンにとっては地道に楽しいイベントだった……。

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