許す愛の物語

2007年11月11日
昨日は1日雨だった。1日中家にいると、遊び盛りの長女の気を晴らすのは難しい。天気予報では今日も終日雨ということで「なんだかな〜」と思っていたところ、朝起きてみると何故か雨がやんでいる!

このタイミングを逃す手はない!! ってことで、街まで買い物に出かけてみました。もはや街はクリスマス一色。季節が過ぎるのは本当に早いなぁ……としみじみ思います。今年ももうすぐ終わりですねぇ。

とかなんとか、買い物した話をここに書いてても仕方がないってことで、今日は新作漫画のことを書きます。山岸涼子の『ヴィリ』です。

バレエ漫画の大作『テレプシコーラ』の第1部を終え、かなり長期的な休みを取るのかなぁと思っていたところに(←そういった事例が多いし、そのまま連載を中断してしまう事例もさらに多い)1ヶ月しか間を空けずに登場した新作バレエ漫画。

クラシックバレエの代表作『ジゼル』に登場する"結婚直前に亡くなった女性が精霊になった"ヴィリをモチーフに、43歳になったバレリーナを描く物語は『テレプシコーラ』とはまるで違う世界。

しかしながら、単行本1冊(←メディアファクトリーより発売中)でキッチリ完結するストーリーには寸分の無駄もなく、ある意味『テレプシコーラ』以上に山岸涼子っぽさも出ていて、見事な仕上がりだと思った。うん、実に見事な作品。

しかも、この作品を終えて、これまたすぐに『テレプシコーラ』の第2部の連載を開始しているのだから、作家として素晴らしいなぁと感心しかりです。山岸涼子、まだまだ"全盛期"ですね!

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