セガが製作に関わっている関係で(→しかも、その担当部署が10月から一緒の部署になったので)、『結婚しようよ』っていう映画の完成披露試写会に昨夜行きました。

この映画は、吉田拓郎さんの名曲の数々をちりばめ(映画の最初から最後までほとんどのシーンに吉田拓郎の曲がかかっている)、というか、吉田拓郎の曲を配置することを前提に脚本を組み上げたかのような映画で、ともすればメチャクチャ無理がある話になりそうなところを、今どき珍しい純粋かつ古き良き日本の純情さを前面に押し出した"いいお話"にきっちり仕上げていて「すげー綱渡りしてるなぁ……」って思った(笑)。

映画マニア的視点で言えば、「ちょっとカット割り、荒くない!?」「曲入れるために無理な場面転換してない?」と思うところもあるのだが、逆に吉田拓郎の曲に思い入れがある人からすれば、これだけふんだんに楽曲を取り込んで1本のまともな映画が完成していることに感動すら覚えるんじゃないかと思う。これって、作り手の吉田拓郎楽曲への思い入れがいかに強いかってことですよね。

そう思うと、この映画は吉田拓郎の曲が好きな人にこそ見てもらうべき映画であり、そうであれば、吉田拓郎の曲が好きな人にこの映画の存在を知ってもらわねばならない。もう、そこができるかできないかがこの映画の成否につながることが明白なので、そこんとこ頑張って欲しいなと心から思いました。

出演者の皆さんはみんなとっても好演されてます。特に、藤澤恵麻さんと中ノ森BANDの皆さんは役柄にピッタリ合っていて素晴らしかったです!

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