今日はいろんな映像案件についていろんな人と話す1日となりました。やはり、旧映像ビジネス部が一緒になったことで増えた守備範囲は結構広いのです。一生懸命、ちゃ〜んとしっかり取り組まなきゃ……ね!

読書話ですが、「医学博士・伊良部一郎」が活躍するシリーズの2作目・奥田英朗著『空中ブランコ』が文庫になったので早速読みました。

ちょうど1年半ほど前に単行本が出たばかりのシリーズ3冊目『町長選挙』をとある方に薦められ、文庫が出たばかりの1冊目『イン・ザ・プール』とまとめて読んで以来で。その際には2冊目だけ「やはり単行本を持ち歩くのは重い」という理由で読まなかったんですよねー。

で、今回の『空中ブランコ』なんですが、"ちょうどいい!"って印象。バランスが良い。キャラクターやエピソードのユニークさと、その後ろにある「ちょっといい話」のバランスが絶妙でした。これは、1冊目(←面白いがこなれていない気がする)および3冊目(←面白いがネタが時事問題に寄ってきている気がする)を読んだときより強く感じたこと。

そう思うと、第131回直木賞を受賞したっていうのも、なるほど……と思います。直木賞の選考基準はわかりませんが、この3冊から選ぶと間違いなく『空中ブランコ』かな、と。今回読んでみて、1冊目を読まずに2冊目から入って平気だと思ったので、本シリーズ未読の方は、ぜひ『空中ブランコ』を読んでみてください!

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