よくある中年サラリーマンの情景
2008年2月6日今日も東京は午前中、雪降ってました。前回みたいに積もらなかったけどね。で、帰宅する真夜中にも、また雪。ホント、寒いなぁ。
そんな日でしたが、奥田英朗著『マドンナ』を読了。
中年サラリーマンを主役に据えた全5編の短編集なのですが、シチュエーションの選択が非常に良く出来ている。
新しく配属された若い女性社員に恋心を抱いてしまったり、普通に大学に行かずに自立して自分の好きな道を歩むという息子と会社の慣習に従わず我が道を行く同僚にイライラしたり、総務部と出入り業者の癒着に苦しんだり、隙のない女上司に反発するも勝てずにもがいたり、年老いた自分の父には連絡を取り辛いのに毎日見かける父と同じ歳くらいの老人には声をかけてしまったり。
サラリーマン、40歳。「さもありなん」ってお話が、とてもくすぐったくて面白い。
30代半ば以上の男性は、ある種の共感を持って読める小説であり、そんな男性を夫に持つ奥様方にはクスッと笑える小説であり……。とにかく心が和む、素敵な短編集です。
そんな日でしたが、奥田英朗著『マドンナ』を読了。
中年サラリーマンを主役に据えた全5編の短編集なのですが、シチュエーションの選択が非常に良く出来ている。
新しく配属された若い女性社員に恋心を抱いてしまったり、普通に大学に行かずに自立して自分の好きな道を歩むという息子と会社の慣習に従わず我が道を行く同僚にイライラしたり、総務部と出入り業者の癒着に苦しんだり、隙のない女上司に反発するも勝てずにもがいたり、年老いた自分の父には連絡を取り辛いのに毎日見かける父と同じ歳くらいの老人には声をかけてしまったり。
サラリーマン、40歳。「さもありなん」ってお話が、とてもくすぐったくて面白い。
30代半ば以上の男性は、ある種の共感を持って読める小説であり、そんな男性を夫に持つ奥様方にはクスッと笑える小説であり……。とにかく心が和む、素敵な短編集です。
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