今日は社内のいろんな場所で打ち合わせがあって、大鳥居の中でもいくつかのビルに行ったり来たり、さらにはアミューズメント部隊が入っている蒲田のビルにも行って戻って……「セガ」という会社の範囲なんだけど、ずいぶんと歩いた1日でした(笑)。

で、今夜は会食もなく22時過ぎに帰宅。早い帰宅ということでDVDで映画版『半落ち』を見てみました。先週、原作本を読んで「なるほどなー」と思い、この主人公を寺尾聰が一体どんな風に演じたのか見てみたい!と思ったからです。

原作が非常に良くできた構成で、しかも緻密かつ濃密なので、これを脚本にするのは難しいなぁ〜と予想していたのですが、やはり大変でしたね。映画という形でクライマックスを作らねばならない必要性や、登場人物ひとりひとりを掘り下げる余裕がない部分を巧みに(急ぎ足で)ショートカットするための脚色が(原作を先に読んでしまっていた身には)どうしても気になってしまいました。

しかしながら、それでも寺尾聰の沈黙の演技は素晴らしいと思ったし、原作が伝えたかったことはあらかた伝わる映画に仕上がっていたように思います。(でも、個人的には原作の方を薦めたくなりましたが)

見事な原作を映画やドラマにする作業って、本当に大変ですね……。

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