"KITANO BLUE"

2008年4月27日
昨夜、寝る前にDVDで北野武監督の『監督・ばんざい!』を見ました。

ギャング映画が得意なくせに、「暴力映画は二度と撮らない!」と宣言してしまった"おバカな"映画監督キタノ・タケシ。仕方がないので、違ったジャンルの映画を企画するのですが……。

旧き良き日本映画、恋愛映画、ホラー映画、時代劇、はたまた"昭和30年代を懐かしむ"映画と、何を撮ってもうまくいかない。ああ、どうしよう。どんな映画に可能性があるんだろうか!? 監督は、どんどん追いつめられていきます。

と、まぁ、かなり実験的な映画です。ブルーの制服を着たキタノ・タケシ監督が、自身を模した張り子の人形を抱えて登場し、都合が悪いときには人形に入れ替わるってあたりに深い意味が隠されているのかもしれませんが、お笑い芸人でありながら映画監督としてはシリアスな作品で世界的な評価を受けている北野武監督の心情(と実績)がなければ撮りようのない作品ですね。

面白くないけど、面白い。深く考えてそうで、そうでもないかもしれない。映画としては、とても評価しづらい。いずれにせよ、ここまでこういった映画なら、小さなテレビ画面で見るのではなく映画館で観るべきだったなぁというのが個人的な感想でした。

というわけで、ひとっ走り(ひとっ飛び?)ロスに行ってまいります。

昨日、長女と一緒に最近お気に入りの『トムとジェリー』を見ていた際に「もっとたくさんジェリーみたいなー」と言うので(←4話入りのDVDを毎日何度も見ている)、「しばらくお仕事で家にいないお詫びに、新しいお話をプレゼントするよ」と言ったところ、「プレゼント!? ジェリーの新しいの!? わーい、わーい」と喜んでもらったので、Amazon Prime でオーダーしてから出発。

なんて書いてる横に長女がやってきて、「今度はドラえもん、プレゼントしてね」だと!! 末恐ろしいな、この2歳児……。

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