溜まった疲れをとるために、今日は寝倒すぞ!! と、思っていても、目が覚めてしまう分には仕方がない……。何故か朝7時に起きてしまい、二度寝できませんでした。うーむ。でも、昼間やはり、眠いわけです。いつものように長女と遊んでいても、あくびが出ちゃって……。

だったら、長女の昼寝に合わせて一緒に眠ればいいものを、長女が昼寝したときしかチャンスがないとばかりに新海誠監督『秒速5センチメートル』をDVDで見てしまうワタシ(苦笑)。

というわけで、ようやく見ました、『秒速5センチメートル』。『ほしのこえ』を会社の仲間に薦めてもらって見て以来の新海誠作品。劇場公開から1年以上経ってしまいましたが、やっと!(間にあった『雲のむこう、約束の場所』は未見のままなんですけど…→スミマセン)

本作もいつものように繊細で美しい独自の映像が魅力的なんですが、大胆なのは「なにげない日常における普通の人の心情」みたいなものだけをテーマに選んでいることで、しかもそれだけで63分をしっかり保たせて映画を成立させているのが凄いなと。

ハリウッド映画のような「ここで爆発」「ここでカーチェイス」「ここでロマンス」なんていう感情の盛り上がりを計算して作った(←その結果、似たりよったりになってしまうことが多い)作品とはまったくの対極にあり、ちょっとおおげさに言えば「なにも起こらない」映画なんです。

転校してしまった仲良しの女の子に思い切って(電車を乗り継いで)会いに行く、その行程だけを30分かけて描いてしまう、みたいな……。でも、静寂の中から充分に伝わってくるものがあるわけで。しかも、山崎まさよしの名曲『One more time, One more chance』がまた、いい感じで流れるんですよね〜(笑)。

ちょうどエンドロールにさしかかる頃、長女が目を覚ますという1時間という尺もなにげにありがたくて、「良い1時間を過ごさせてもらったな」と思ったのでした。

うまいタイトルだなぁと思っていた『秒速5センチメートル』って、桜だったのかぁ……。

結局、眠い状態は夜までずっと続きました。時差の関係もあるのかなぁ。

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