推理小説への挑戦

2008年5月10日
今日は生憎の雨の1日。今日のお昼+夕食+明日の朝食+昼食のメニューをひととおり考えて、まとめてスーパーで買ってきた以外は、自宅でずっと長女と遊んでいました。なんだか身体が本調子でなく、ゆっくり眠りたいのですが、長女は容赦してくれませんで(笑)。

そんな中、長女が一人でDVDを見てる隙(←たまに5分ほどそういった状態がある。すぐに「パパ、一緒に……」と来るのですが)と、長女が昼寝した時間で、一昨日から読んでいた秦建日子著『推理小説』を読了しました。

篠原涼子が主演のTVドラマ『アンフェア』の原作ということで、自分はドラマを見ていないのですが、友人達や奥さんが結構面白がって見ていたなぁ……と思いつつ、本を買ってみたのです。

元々がTVドラマの脚本家として活動していた著者が初めて手掛けた小説が本作『推理小説』ということで、おおげさに言えば「推理小説というスタイル、ジャンルへのちょっとした挑戦」といった感じのユニークな構成になっています。(まるで読後感は異なりますが、東野圭吾氏の『名探偵の掟』と似た取り組みですね。)

そういった工夫の部分はなかなか面白いのですが、全体としてお話が面白いかというと、そうでもありません。でも、そこに登場するキャラクター(特に、主人公!)は、かなり鮮烈で印象的。ゲームで例えれば、キャラクターとシステムの工夫の部分が高得点で、その他の部分はそこそこ……トータル75点みたいな仕上がりに感じました。

この本は、このままじゃドラマになりようがないので、みんなが面白がっていたドラマはずいぶんとストーリーが追加されているんでしょうね。その脚色に、ちょっと興味がわいてきました。

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